近未来だのに未だ女性の立ち位置が弱い国で生まれた女。
そんな中、次期指導者になるため男性として育てられてきた。
「男性有利の完全社会」を目指すために。

うわぁ。

そんな奴らに反抗し、弱者が生きられる時代にしたかったのがヴェンツェルである。
だがしかし思想はかなり過激で、結果世界大戦を起こす羽目になってしまった。

一応思想が過激なだけで良心はある。
が、倫理観がまず現代のそれではない。

「アッシェンプッテル」と言う7歳下の妹がいる。
彼女は誰からも見下され、奴隷のような扱いを受けていた。
家族が”矯正”しようとして、反抗したのが原因だ。
ただシンデレラのように虐げられる妹。

そんな妹に華やかなドレスを着せたかった。
それこそただ国を変えればいいだけの話だが、
残念なことに一つを改善しても片方の国はそうじゃなかったりする。

そんなの酷いじゃないか。
なら『姉』に任せなさい。私が全て変えてみせよう。